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諫早訴訟、上告断念に思う

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諫早訴訟上告断念で、仙谷氏「政権交代の効果」
腐りきった自民党政権よりはマシだろうと選んだ民主党政権だったが、これはこれで全然舵取りができなくてどうしようもない政権となった。
その中でも、この件についてだけはそれなりに評価できると思う。
今回の判決で騒いでいる連中も多い。しかし、そもそもこの事業自体が、他の同様の事業のように、利権絡みで強行された事業である。
国や県に騙されて新規に入植した営農者も、思慮足らずという点では同罪。
中にはこの事業によって本当に助かった人もいるのではあろうが、その人たちは、そのためにはるかに大きなものを犠牲にしていることを改めて考え直してほしい。
諫早湾干拓事業にしろ、他のダム事業や河口堰などの事業にしろ、結局は利権である。環境や事情の変化により、既に意義すら失っている事業も多い。そして、そのために失うものははるかに多大である。
子や孫、そしてその先の世代に、住みやすい日本を、そして地球を残すことを優先すべきではなかろうか。

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